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代わりなんて
2018-07-27 Fri 00:02

大昔、・・・思い出すと辛いが・・・絵が上手い同級生がいた。
もしかしたら下級生かもしれない。
上級生ではなかったか?

覚えていないのは、それなりの理由がある。

彼女は小学校~大学まで絵(漫画っぽいもの)を描いていたのだが、
自分の絵をあまり良く思っておらず(というか、自惚れないようにしよう、と自制している感じ)

且つ、他人の絵も悪く言っていた。

「あいつ、自分が上手いとか思ってるんじゃないの?
下手なくせに漫画とか描くんじゃねーよ」

とか、テレビの漫画家志望の子の絵を見たり
アマチュア漫画家の絵を見るたびに言っていた。

「みんな同じ絵に見えるよ。
格好良い絵も、綺麗な絵も。
どんな絵も、・・・何か代わりはいくらでもいるみたいな」
私はそう言っていた。

「はぁ?見る価値もねぇよ」
そんな風に言っていた彼女。

(親戚兼近所)

「でも、あなたのは・・・
代わりがいない。
どの絵にも、綺麗なイラストレーターさんの代わりはいるけど
同じ絵みたい。
工場で生産されてる綺麗な絵。

あなたの絵は、代わりがいない。
上手とか下手とかじゃなくて・・・」

そんな風に言ったのだが、

「は?てめぇに褒められても嬉しくねぇし。
てめぇにそんなこと決められたくねぇし」

「何でそんな・・・」
あまりな言葉に絶句する私。

「代わりがいないとか誰が決めるんだよ。
てめぇに決められても嬉しくねぇし。
っていうか何様だよおまえ」


この後、完全に付き合いを絶った。


我慢に我慢を重ねて・・・
我慢しまくっていて。
ずーーーっと我慢していた、私への言葉だったらしく
全てを聞いた私は、「(これが本心なのね・・・)」と手を切った。

それまでは「こういう性格なんだ」で済んだが。




そして。
現在。

『あなたの代わりなんていくらでもいるのよ』
という暴言を言う上司に、精神的に追い詰められているらしい。

親戚も誰も、彼女をケアする人間はいなく、

私に、仲介者を通して連絡してきた。

彼女『ひどいでしょ!私の代わりなんていくらでもいるなんて!
あいつ何様なのよ!』

そんなことを言ったらしい。

「あなたの代わりはどこにもいない」
そんなことを言った私を、今更ながら求めているのだろうか。


私はしばらくして寝込んだ。
体中が尿酸で埋まっているんじゃないかと思うくらい
すごく体が痛かった。
このまま、死ねたら、面倒なことがなくなるのに。

ずっとそう思っていた。


そして記憶も少しずつ忘れていった。
歳はいくつ・・・?
近所?
なんだっけ、、


ねぇ
話し方といい、
ひどい傷のつけ方といい


あなたの代わりなんて
どこにもいないわよ



 

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