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ニュー・シネマ・パラダイス(1988年)
2018-06-16 Sat 21:11

1988

観るなら「通常版」がいいです。
「完全版」はダラけてしまいます。


以下ネタバレ

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たっぷり「通常版」を楽しんだ後、
ゆっくりと「完全版」観賞をおすすめします。
(大事なことなので二度^^;)


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イタリアの小さな村。
娯楽は映画。
映画のシーンでは「キスシーン」が切り取られている。

ちっちゃいな映画好きの少年、トトは「もらっていい?」と
キスシーンフィルムを、映画技師アルフレードにねだります。
「ダメ!」と言いながらも、大量(すごい大量!)のキスシーンを繋ぎ合わせていったアルフレード。

そのフィルムがラストシーンで出てきます。
「約束守ってくれてたのか・・・」と大人トトは感動します。

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ある意見で、


アルフレードはあの歳(あの歳)でも小学校を出ていない学のない人間、
映画技師だって「仕方なく」やっている。
自分の仕事に誇りを持っていない。

「ぼくは映写技師になりたい」というトトに向かって、
アルフレードは「やめたほうがいい。こんな孤独な仕事はない。
たった一人ぼっちで一日を過ごす。
同じ映画を100回も観る。
仕方ないから、ついついグレタ・ガルボやタイロン・パワーに話しかけてしまう。
夏は焼けるように暑いし、冬は凍えるほど寒い。
こんな仕事に就くものじゃない」
と言う。

彼は本当は素敵な仕事をしていたのに、
自分でその価値や意味に気づいていなかった。
自分も映画産業を支えている1人なのだ」という自覚と誇りがあれば
アルフレードの人生はもっと豊かなものとなっただろう。
彼はプロフェッショナルとしては失格だった。

火事に遭ったのは彼自身の不注意。
その根底は・・・自分の職業に対するプライドの欠如があったからというものもあったからなのでは。



おおお??
なかなか素敵というかあらたな視点だなぁ、と参考になりました。
安く「素敵な映画だー」なんて思っていた自分が恥ずかしい。

で、以下が私の考えです。

仕方なく、孤独に映写技師をやっていたアルフレードは、
「本当に映画が好き」で自分とは違うトトを見て
「この子みたいに映画が好きだったら、本当に映写技師になりたいと思ってたら・・・」
と羨ましくなったのではないでしょうか。

もし本当に映画が大好きなら、映写技師なんてやらずにもっと・・・
アルフレードは大きな夢を描いた瞬間があったのかもしれない。(ないかもしれない汗)
キスシーンを繋ぎ合わせたのも、手が勝手に動いたからでしょう。
無駄な、破棄するはずのフィルムを、彼(トト)は愛するだろう。
そう思って・・・

私のように無駄に小学校も出ずに人生を捨てずに、
映画が好きなら・・・


私と同じになるな
「自分の、することを(映画に関わることを)愛せ」
「(私と同じになるな)」

映写室で映画を愛したように、ずっと映画を愛してくれ。

そのためには学問も必要だったのでしょう。

「学校に行かずに映写技師になる」
というトトに「学校には行ったほうがいい」と忠告するのはそのためだったのでしょう。


私にこういう意見、考えをさせてくれた、この意見の方に、心から感謝致します。
URLを載せる、トラックバックをする、というのをしたいのですが、
人によるとこういうのを嫌がる&知らないままでいさせて、という場合が多いので・・・
(涙)

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「二度と帰ってくるな。俺はおまえの噂を聞きたい」
人から人へと伝わるような、自然と普通に耳に入ってくるような
そんな大物になって帰って来い。
いや、帰っちゃだめ。

こんな気持ちが詰まっている?台詞。


「自分のすることを愛せ」
「子供の時、映写室を愛したように」

そして突き放す。(見送りで)


アルフレードの奥さんは後に
『あなた(トト)の記事が出るたびに2、3度読まされたのよ』
(アルフレードはこの頃盲目だった)
と言っている。

「俺はおまえの噂を聞きたい」

『自分のすることを愛せ』
『子供の時、映写室を愛したように』

夢を叶えるために恋人までも奪ったアルフレード。
映画が好きなら、一時の恋ではなくて・・・
一時の恋ではなくて。

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映画館が火事に包まれていた時、
炎の中にいたマリア像が何故かずっと忘れられません・・・


  
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